新しい大学院教育を探る

若松秀俊(45電工)


 大河内秀明氏(42電化)は卒業後、東工大大学院を経て東京大法学部を卒業しました。その後、弁護士になった弘南寮の出身の異色の秀才です。
 若松秀俊が東京医科歯科大大学院で教鞭を取っていたころ、医学に携わる者にとって実務的にはもちろん倫理的にも極めて重要な法的論争の実際を法律関係者以外の方に、刑事裁判の現状について知ってもらいたいという主旨で具体的な裁判について、職務上問題のないような表現による特別講義を数回行っていただきました。人命にかかわる真剣勝負の講義に医学生は懸命に耳を傾けていました。 ここでは「新しい大学院教育を探る」と題して他にも医学とは普段は無縁と思われていた社会現象や芸術も取りあげた特別講義を独断で若松が20年間継続させました。
 大河内秀明氏だけでなく、他にも弘南寮生としては宮坂栄一氏(44電工)河部澄夫氏(46建築)にも、自らの専門と医学との関係で講義をお願いしました。
 同題目で若松秀俊編としてまとめた書籍として、ご覧いただければ幸いです。書籍開ページ後、例えばキーワード 大河内 として検索すると彼の名と講演内容がみられます。 試みてください。

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