横浜国立大学工学部第四寮

 

  弘南寮ゴルフ 番外編

山梨でのゴルフ紀行
 
2009.11.12. 世話役 高橋 千穐 記

 

 弘南寮OB総会の折、嵐さんより“山梨でゴルフをやろう”とのご提案があり、有志が集い、11月9日(月)〜10日(火)の2日間の日程で行われた。
 参加者は、企画・案内・アッシー役をして頂いた嵐雅彦さん、同アッシー役の野村慎一さん、村上處直さん、高石周志さん、野村安広さん、秋山正樹さん、世話役を仰せつかった高橋千穐の計7名。
 猪原暉雄さんも参加予定であったが、風邪を拗らせ止む無くキャンセル、真に残念でした。
 尚,文中の写真は、嵐さん、野村(慎)さんのご協力を戴きました。




第1日、11月9日(月)

  新宿13:30発のかいじ109号にて塩山駅南口 15:00集合、出迎えの嵐さん、野村(慎)さんの車に分乗。


 恵林寺(えりんじ)訪問:
 
 武田信玄の菩提寺で、重要文化財の赤門や、織田信長が放火した際焼死した、快川和尚の残した
  「滅却心頭火自凉」の書かれた門がある。由緒ある建物と樹木の多い静寂な境内を暫し散策。
 時間があれば、本堂裏手の池泉回遊式庭園、宝物館も見たいところであった。
     
     
       滅却心頭火自凉喝!




ほったらかし温泉入浴:

  山頂にある露天風呂で、眼下に甲府盆地を見据え、生憎雲に遮られ、夕日に映える富士山が日没とともに刻々と変わる姿は見られなかったが、雄大な富士山を正面に仰ぎながらの入浴は、開放感に溢れ、極めて気分の良い思いだった。
 
 駄作一首 「そそり立つ、富士を仰ぎつ、浸かる湯は、爽快なるかな、ほったらかしの湯」



鳥居平(とりいびら;シャトウ勝沼ワイナリー内)での宴:

 温泉入浴後、宿泊先のホテルルートイン山梨にチェックイン。小休止後、暗くなった道をタクシー 2台に分乗、20分余でレストラン鳥居平に到着。ここは、嵐さんご夫妻が、月に一度位訪れている店であるとのこと。



レストラン 鳥居平にて

    甲府盆地の美しい夜景を眺めつつ、静かで落着いた雰囲気の中で、食前酒の甘いロゼワインに始まり、前菜、スープ、魚、肉、デザート他全て美しく、美味なフランス料理のコースはなかなかのものであった。加えて、甲州の赤ワインは一般的に渋味が強いと云うことで、嵐さんが味と価格を勘案して厳選した辛口の白ワイン2銘柄の1つは、新酒でフルーティでストレートな風味、もう1つは樽で4年程寝かしたもので、やや黄みを帯び、まろやかでやや複雑な風味、いずれも喉を心地よく潤し、真に美味いワインであった。
  日本のワインはいまいちと思っていたが、考えを改めなければとの声も聞かれた。 上質な食事と歓談、至福のひとときであった。
  弘南寮時代、同じ釜の粗飯を食った仲間同士が、こうして美酒・美食を愉しんでいることに、半世紀近い時間の隔たりを感ずるとともに、この間よく頑張ってきたなとの思いで感無量であった。嵐さんから、甲州赤ワインとしては渋味の少ない銘柄のワインを土産にと全員戴き、お気配りに深く感謝。
  21時少し前散会、嵐さんは自宅へ、我々はホテルに戻り、私は23時過ぎ心地よい眠りに就いた。
     
  駄作一首
  「遠い日に、寮の粗飯で、育ちし我ら、フランス料理と、ワインを愉しむ」




第2日、11月10日(火)


敷島カントリー倶楽部でのゴルフ

   7時に朝食を摂り、7:30 迎えに来た嵐さんと野村(慎)さんの車に分乗、ゴルフ場に向かった。途中通勤の車で渋滞があったが、無事ゴルフ場着。


左:
 敷島カントリー、16番グリーンから見た 霊峰富士、残念ながら当日は曇りで見えず、後日嵐さんから提供あったもの。

 

   前列左から
 38建築 秋山正樹
 34電化 嵐 雅彦
 36電工 高石周志
 35建築 村上處直

 後列左から
 37応化 高橋千穐
 37建築 野村安広
 40電工 野村慎一

                               (敬称略

 

    In スタート No.10 ホール 村上さんの 200 ヤードドライバーショット
       



 No.13 ホール 茶店にて

  天候は、終り頃曇となったが、晴、風は殆どなく、絶好のゴルフ日和。紅葉が美しく、ややトリッキーであるが、変化に富んだコースは趣があり、楽しくゴルフを堪能することができた。
  あのスコアでお前本当に楽しめた?との揶揄が聞こえそうだが、スコアは、私自身の技術と心構えの問題で、コースとは関係ないこと。コンペでないので、賞品は用意しなかったが、倶楽部に一応、成績表を作って頂いた。

 駄作一首

 「今日こそは、100を切るぞと臨みしが、またも無惨な、甲斐の秋の日」



  優勝は野村(慎)さん、2位は嵐さん、最新のHCを採用した(19→17)ので、惜しくも優勝を逃す。3位はなんと(失礼!!)村上さん、普段の努力が実り、グロス54-55=109 は立派。BBは、野村(安)さん、ベスグロ 85 の成績なるも、最新のHC(9→1)が響いた結果。
  クラブハウスでの昼食時、嵐さんのお奨めで、地ビールを飲んだが、やや変わった味でこれまた美味かった。
  余談だが、9年前、オーストリアのザルツブルグからドイツバイエルン地方の都市を訪れながら、チェコのプラハへと古城街道をバスで行く旅行に行った際、レーゲンスブルグのホテルで飲んだヴァイスビア(白いビールの意)を思い出した。やや褐色の色が濃く、少し濁ったような外観と、やや甘く、もったりとした味がよく似ていた。
  プレー終了後入浴。簡単なパーティを開いてから解散。お世話になった嵐さん、野村(慎)さんと別れ、電車組5名は、クラブバスで甲府駅へ。
  駅構内で何故か売っている奈良名産の柿の葉寿司と、ヌーボー濁りワイン(赤白)等を買い、甲府17:27発かいじ120号で帰路に就いた。車中、飲んで食べて話が弾み、いつの間にか下車駅に着いてしまった。ということで、大変楽しく、充実した、大満足の2日間であった。
  これも誠に、嵐さん、野村(慎)さんのご配慮と献身的なサービスのお蔭と心より感謝しつつ、また、翌11日は肌寒く、1日中雨の日で、本当にラッキーでしたが、晴男の村上さんにも感謝しつつ、拙い筆を置きます。
                                                      おわり /高橋